興味のある分野ができると関係書物を何冊も読みたくなる性分のため、息子が生まれていからは、教育関係の本を数えきれないほど読んでます。
その中の一冊わが子を「メシが食える大人」に育てる (ファミリー新書)に興味深いデータがあったのでご紹介。
子供の頃の生活体験と大人になってからの資質や脳力の関連性について調べるために、国立青少年教育振興機構調査が行ったアンケート調査によると、
たとえば「海や川で貝や魚を捕る」という生活体験について、
「何度も採ったことがある」と答えた人のうち、
今の自分について「なんでも最後までやり遂げたい」という質問に当てはまると回答したのが86%、
「少しある」と答えた人は80%以下、経験がほとんどない人は76%。
また、「夜空いっぱいに輝く星をゆっくり見る」という経験についても、同様の傾向が出たんだそうです。
著者である高濱氏は
小さい頃に自然に触れた経験が豊富な人のほうが、大人になって「最後までやり遂げたい」という意志力や、「もっと深く学びたい」という意欲のレベルが高いということになります。
物事を最後までやり抜く意志力や、学びへの意欲は、学力向上のためになくてはならないものです。
と書いています。
自然に触れる経験ってまさに「キャンプ」が当てはまりますよね。
川や湖のキャンプ場では小さい魚やオタマジャクシやカエルを素手で捕まえたりする経験ができますし、
夜になったら上を見上げるだけで綺麗に輝く星空を仰げます。
高濱氏は、「思考力」と「学習意欲」を指導方針とした学習塾を経営されていて、自然の中でめいいっぱり動き回る野外体験を「人間力を育む場」と位置づけて、チャレンジ精神や困難を乗り越える克己心にもつながる「心の太さ」を野外体験から身につけさせています。
キャンプで自然体験させることで、「子供の心が太くなる」「生きる力をはぐくむ」なんて、ファミリーキャンパーとしては、うれしい限りですよね!
ただし、お家のリビングがそのままキャンプ場に移動したような過ごし方(スマホやiPodでゲームをしたり、友達とラインしたり)では自然体験にはつながりません。
キャンプ場でのスマホ利用は、写真撮影と天気予報と調べもの、最小限の連絡のみにして、あとは豊かな緑に囲まれた自然の中でしかできない経験を満喫しましょう。
私たちも、キャンプで息子の心を太く育んでいきたいです。
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